我が家のシンボルツリーのハナミズキが、今年もきれいな花を咲かせてくれました。

植えてから19年が経ちます。
春になると毎年可憐な花を咲かせてくれますが、今年の花はひときわ美しく、
どこか優しくほほえんでいるように見えました。
子どもたちが全員独り立ちしてから、ちょうど1年・・・
にぎやかだった我が家も、今は妻と二人で楽しく静かな時間を過ごしています。
ふと玄関前のハナミズキを見上げると、これまでのいろいろな出来事が思い出されます。
子育ての中には、うれしいことばかりでなく、悩んだ時期もありました。
その中でも、子どもが不登校になった日々は、今でも忘れられません。
学校に行くことができない子供にどんな言葉をかければいいのか分からず、
辛く苦しい日々もありました。
そんなときも、ハナミズキはいつも変わらずそこにあり、
ただ静かに、私たち家族を見守ってくれていたように思います。
やがて子どもたちはそれぞれの道を歩み始め、私たちも少しずつ肩の力が抜けてきました。
気づけば、あの小さな苗木だったハナミズキも、立派な木に育っています。
ハナミズキの花が咲くたびに、家族で過ごした日々を思い出します。
これからは夫婦二人、この木のそばで、穏やかな毎日を大切にしていきたいと思います。
きっとハナミズキも、変わらず静かに私たちを見守ってくれることでしょう。
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