学校に行けていない妹に対し、姉は五月雨登校で週に1・2日登校する状態が続いていました。
季節は春・・・
3月の下旬、姉は中1年度末の修了式の為に久々の登校です。
姉は学校が終わってから友達とマックへ、妹はその日登校できなかったものの、仲の良い友達とショッピングセンターへ出掛けることができました。
そして、この日から15日間の春休みに入ります。
親としては家に子供がいても変に思われない時期なので、なんとなく心が軽くなるんですよね
これは不登校を経験した人でないと分からない ”あるある” です。
それと、一つの区切りを迎えることで『子供に良い変化が起きてくれないかな?』という、希望を持ってしまう時期でもあります。
休み明けからは ”新中学2年生”
妹はこの15日間で様々なことを考え、思い悩むことでしょう。
だけど、親としてしてあげられることは、お出掛けに連れて行ったり家の中で心地よく過ごさせてあげることくらいです。
姉に関しては『学校に行けない』というよりは『学校に行かない』ことを選んでいるように思えました。
それは『行かなくてもよい理由』があるから。
この時は姉も学校に行かないことについては確かに心配だったのですが、もし妹が復学出来たら姉も学校に行く・・・という確信を自分は持っていました。
なので自分の中での最優先は妹の心のケア。
それでも当然二人の扱いは同じようにしなくてはならないので、難しいというか常に『こんな対応で良いのかなぁ?』という状態でしたね。
春休みに入ったからか、気持ちが落ちていた妹も徐々に回復し、勉強に時間をたくさん取ったり友達と遊べるようになってくれました。
修了式から1週間程経ったある日、妹と同じクラスで常に心配してくれている友達と姉がいつも行動を共にしている友達が二人揃って我が家に来てくれました。
その日は自分も嫁も仕事の為に不在。
その友達二人は、連絡なしの突然の訪問だったのです。
しかし、我が家に来てくれた時には我が家の姉妹は二人とも寝ていて、妹が寝ぼけながら起きたものの、急な訪問で心の準備も出来ずに会うことができませんでした。
せっかく訪問してくれた友達は、会うこともなく帰ってしまいました。
妹と同じクラスの友達と妹はラインでずっと連絡を取りあっていたのですが、その友達からの『会おう』という誘いを受けることができずに、ずっと断っていたのです。
なので、友達は連絡なしにいきなり訪問して、なんとか会おうとしていてくれたのだと思います。
全て、家の妹を心配してくれての行動なんですよね。
いま考えても有難くて、感謝しかありません。
そんなに妹の事を思ってくれている友達なのに妹が会うことができなったのは『学校においで』という誘いがあったからなのです。
仲も良く、その友達と会いたい気持ちはあるのに、その言葉を言われることが怖くて会うことができないのです。
親としては、その仲の良い友達が妹の事を助けてくれる救世主になってくれるかもしれない・・・
なんとか助けてほしい・・・
彼女に一縷(いちる)の望みを託していました。
しかし、妹と彼女の間で事件が起きてしまうのです・・・
【不登校】会いたいのに会えない
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