冬休み期間中は二人とも精神的にとても安定していました。
姉は基本的に自分から友達を誘って遊びに行くようなタイプではなく家に籠っていることが多いのですが、友達に誘われて映画を見に行ったり家族にケーキやお菓子を作ったりして過ごし、妹は幼馴染みの友達とショッピング・映画・図書館・体操の教室と自ら外に出ることが目に見えて多くなりました。
冬休みの解放感が妹を活発にさせているのでしょうか。
冬休みに入るまでの妹は気持ちの乱降下が多かったので心配になることが多かったのですが、友達と楽しそうに遊びに行く姿を見るたびに、親のほうも精神が安定するのが分かりました。
『子供が元気で楽しそうにしていてくれれば、それだけで充分』と今は常日頃思っている自分ですが、心の底から強く思えるようになったのは、もしかしたらこの頃だったのかもしれません。
不登校になってからの長期休暇は必ず何か事件や問題が起きていましたが、今回の冬休みは大きな問題もなく二人とも心の平穏を取り戻したように感じました。
妹が通っている適応指導教室は中学校よりも休み期間が長い為、中学校のほうが1週間先に始まります。
冬休み期間は何の問題もなく過ごしていた姉ですが、どうなるのでしょうか?
さて、初日。
姉は・・・早速休みです。
相変わらず芯が強い(笑)
その後も全く行く様子がなく、丸々1週間休んでしまいました ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
ま、ここまで来たら今更行ったところで何も変わりないので、思う存分休んで思いっきりエネルギーを溜めてほしいところです。
一方、中学校が始まってから1週間後・・・適応指導教室が始まりました。
妹のほうは、しっかり初日から登校です (ノ´▽`)ノオオオオッ♪
『3年生になったら学校に戻りたい』という言葉が現実味を帯びてきました。
その後も妹は毎日登校してくれるようになりましたが、姉は全く行かなくなるという不登校が始まった頃とは全く逆の現象が起きてしまいました。
これは後で知ったことなのですが、姉は仲の良い友達に冬休み明けにLINEを切られるということが起きていたのです。
何が原因かは分かりませんが、何かトラブルがあったようです。
姉と仲の良い友達はちょっと難しい性格のようで、普段から小さなゴタゴタが良く起きていました。
なので親からすると『またか』という感じなのですが、姉にとっては大事な友達。
そのせいで気持ちが落ち込んでいたこともあり学校へと気持ちが向かなかったようなのですが、何もなくても行かないことのほうが多いので、親としては平常運転の範囲内です。
そして妹が通う適応指導教室では近く『スキー教室』が予定されておりました。
こちらの教室では宿泊・体験学習として年に4回の行事があり、美術館見学や町探検等の校外学習やキャンプでの宿泊体験等に参加できるのです。
教育委員会が主催されているもので、不登校傾向の小中学生で保護者の同意を得られれば、誰でも参加することができるのです。そして保護者の方の参加も可能なのです。
今回のスキー教室に妹は『今までスキーに行ったことがないから超楽しみだ~!!』とまた気持ちが上がっております。
ここへきて、何か妹のほうには ”神風” 的な追い風が吹いてきているのを感じます。
妹の『前向きな気持ち』と『前向きな行動』によって、環境さえもプラスに感じることができる様になってきたのです。
思い返せば、不登校初期はやることなすことが全てマイナスに感じていたような気がします。
姉も家族も妹のネガティブに引きずられてしまっていました。
しかし今度は妹が【道先案内人】となって、我々家族をプラスの方向へ導いてくれるようです。
不登校の子に親が助けてもらう・・・
困難を乗り越えることで、家族の絆が深まっていくのを感じました。
【不登校】子供が道先案内人となる
リンク
コメント