いよいよ修学旅行が近づいてきました。
姉は学校の修学旅行、妹は修学旅行のディズニーランドで友達と遊ぶ為に嫁と二人の『東京旅行』へ行くことになります。
旅行に向けて、二人とも気分が上がっているようで突然『行かない！』なんてことにはならずに済みそうです。
そして修学旅行当日、なんの問題もなく姉と妹そして嫁は元気に出発しました。
まずは無事に出発してくれたことでひと安心です。
妹の目的である修学旅行のディズニーランドは初日なので、妹と嫁は直接向かいます。
正直、自分は『妹はディズニーランドに本当に行けるのだろうか？』と思っていたので、もしかしたらディズニーランドには入ることができずに目的を果たせないのかもしれない。
これまで何度もそんなことを経験していましたから。
その時は嫁と二人で旅行を思いっきり楽しんできてくれたらそれで良しとしよう・・・
そう思っていました。
しかし、そんな心配は御無用だったようで、友達の待つディズニーランドへ問題なく到着しました。
始めは異質な環境で友達と久々に会うからか緊張していたようですが、一緒に遊ぶ約束をしていた幼馴染みの二人と久々に会う仲の良い友達一人と無事に合流し、四人で遊ぶことになったそうです。
『それじゃ、みんなと遊んでくるね♪♪』
そう言って嬉しそうに皆と遊びに行ったのです。
嫁は嬉しそうに友達と一緒に行く妹の姿を見て、涙を堪えられなかったそうです。
『本当に連れてきてよかった・・・』
そんな感慨に浸っていた嫁ですが、気が付けばディズニーランドで独りぼっち（笑）
妹を友達に会わせることが嫁にとって今回の旅の最大任務だったので、どうやって一日過ごすかを深くは考えていなかったそうです。
そんな嫁が取った行動は『アトラクションに乗りまくる！！』
それしかない（笑）
妹や姉が友達と楽しく遊んでいる時に、嫁はとにかく乗りたいアトラクションに片っ端から乗りに行ったそうです。
平日の一人なので、とにかく回転が速くて次から次へと制覇していきました。
いつもであれば乗れないような人気のアトラクションもほぼ待ち時間なしで乗れるために嬉しかったけれども、とにかく寂しかったと・・・
皆が列に並んでいる中、横をすり抜けて行くと男性グループの一人が
『シングルライダーって早くていいよな！！』と言っていたそうですが、嫁は
『好きで一人でいるんじゃない』とムカついたそうです（笑）
友達とディズニーランドを目一杯楽しんでいた妹でしたが、なんと担任の先生（若い女性）とバッタリ出会ったのです。
妹が『あっ・・・』と思っていると先生が
『初めまして！！〇〇ちゃんだよね！担任の△△と言います。』
妹が『こんにちは。』と言うと
『みんなで楽しんでね♪』と言ってくれたのです。
先生の優しい一言がとても嬉しかったそうです。
担任との初対面が修学旅行、それも勝手に参加しているなんて、世の中広しと言えどもなかなかいないでしょうね。
そして姉も妹も学校の予定の時間まで、何事もなく精一杯楽しむことができたのでした。
姉の様子を伺い知ることはできませんでしたが、妹は久々の友達との時間が本当に楽しくて大満足で”シングルライダー”の嫁の元へ帰ってきたのでした。
楽しそうな顔で戻ってきた妹の顔を見て、終日を一人で過ごした嫁も安心したそうです。
すると妹が
『メッチャ楽しかった♪でも、まだまだ行きたいアトラクションがあるから、もっと遊んでいい?』と一言。
疲れていた嫁でしたが、妹の今日の出来事の話しを聞きながら、閉演時間一杯まで二人で楽しい時間を過ごすことができたのでした。
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不登校生にとって様々な学校行事、特に修学旅行というのは良くも悪くも大きなイベントです。
大半は行かないことを選択していると思いますが、我が家のように『行きたい！』と思っている子供もいると思います。
学校によっては対応が異なってきますが、我が家の場合は中学校にもよく対応してい頂いたおかげで実現することができました。
今はコロナ禍で修学旅行も行けない世の中になってしまいましたが、我が家のような選択肢もあるのではないでしょうか？
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