【不登校】高校入学~そして今・・・

不登校
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姉は自分の希望する私立の女子高校、そして妹はチャレンジしてみたいと受けてみた共学の公立高校へ進学が決まりました。


両校とも学力的には決して高い学校ではありませんが、我が家にとってそんなことは何の問題もありません。


『自分で考え、自分の意思で決めた』ということが大事なのです。


合格後は二人とも高校への入学を本当に楽しみにしていました。


”華のJK”になれることがよっぽど嬉しかったのでしょう。


不登校の頃、親はもちろん自分達でも高校受験に合格するという未来は描けていなかったのですから・・・


そして二人は高校生になりました。


高校生活の3年間は二人とも充実していて、ほとんど学校を休むこともなく元気に3年間通ってくれました。


特に妹に関しては、ほぼ皆勤賞に近いくらいでした。


姉は小学校の時にクラブとしてやっていた【ヤートセ】を再び始めることにし、市内の高校生で作っているチームに所属、妹は「厳しくない部活動に入りたい」と長く悩んだ結果、部員が少なく廃部の危機にあったテニス部に入部しました。


姉は長期休暇の時にはバイトに注力したり、ヤートセに一生懸命で各種大会やお祭りにたくさん参加しました(あ、勉強も少しだけ頑張りましたよ(笑))


しかし自分たちの学年が中心メンバーになり”これから”という時にコロナ禍に襲われたのです。


自分達で最後に作り上げた踊りを観衆の前で一度も披露することができず、チームの卒業公演ということで公民館に集まった親の前だけで披露したのですが、泣きながら一生懸命に踊る子供達の姿を見て胸がいっぱいになりました。


いっぽう妹は高校生になると中学校の時とは別人のように生き生きとし始めました。『とにかくたくさん友達を作るんだ』と学校祭などではクラスの中心となり物事を決めたりするなど親からしても『こんな子だっけ?』と思えるほど活発的になり、宣言通り男女関係なくたくさんの友達を作る事ができました。


勉強は入学した時点では”ほぼ最下位”に位置していた妹ですが、卒業するころには上位に位置するくらい努力をしました。部活動は大会で勝利を収めることは少ない弱小部でしたが、部員が少ないこともあり仲のよい友達や後輩に恵まれキャプテンを任されました。


二人とも楽しく充実した高校生活を送っていましたが、コロナ禍によって一番楽しみにしていた修学旅行が中止になってしまったのが本当に残念でなりません。とくに妹は中学校の修学旅行を通常とは違う形でしか経験していなかったので、可哀想でなりませんでした。


そして今春、無事に高校を卒業し姉は小さい頃からなりたかった美容師を目指し専門学校へ、妹は自分自身が【不登校】を経験したことから「カウンセラーか学校の保健室の先生」になるか、人生の節目に立ち会う仕事に憧れ「ウェディングプランナー」のどちらかに進みたい・・・と悩み、最終的には「ウェディングプランナー」への道を選び専門学校へ進学しました。


コロナ禍で以前のように結婚式の需要は多くありませんが、子供が自分で選んだことを親としてしっかり応援していきたいと思います。


高校卒業後の春休み期間には二人とも『髪を染めるんだ』と友達と一緒に美容室へ行き、姉は緑色で妹はピンク色の髪になって帰ってきました (;’∀’)


ピンクはまぁ許せるかな?と思いましたがさすがに緑色はビビりましたね。ちょっと失敗したようでガチャピンが帰ってきたと思いましたから(笑)


そんな楽しそうな二人を見ているだけで心から幸せを感じました。


我が家では今現在、長男はシステムエンジニアとして働き、妹二人は元気に専門学校へ通学しております。


そんな我が家は長男の不登校から8年、双子の不登校から5年の年月が経ちました。


月日が経つのは早いものですね。


今この瞬間、我が家と同じように不登校で辛い思いをされてる方がたくさんいると思います。


不登校の原因はいろいろな形があり、我が家など比ではないほどもっともっと大変な思いをされている方もおります。


なので、あくまでも我が家と同じタイプの【不登校】で辛い思いをされている方々に伝えたいことがあります。


我が家にとって不登校の経験は大きな財産になりました。


『良き思い出』ではありませんが、『良い経験』をしたことは間違いありません。


特に長男の時はどうしようもなく辛くて泣いたこともあったし朝まで寝れないこともありました。


この子は一体どうなってしまうのだろうと出口の見えない日々に途方に暮れました。


夫婦関係が壊れてしまうような出来事も何度もありました。


酒を飲まないと寝れなかったことも、会社で突然涙が出てくることもありました。


本当に辛くて苦しかったです。


しかし今考えると、家族関係も生き方さえもプラスに変えてくれた出来事だったと思っています。


自分と嫁は間違いなく【不登校】によって親として成長させられました。


我が家の場合は親が未熟だったのです。


我々親が成長するため、正しい親子関係に矯正する為に与えられた時間だったのだと思います。


そして親も子も、共に未来に向かって幸せになるために必要な時間だったのだと思います。


今は辛くて苦しくても『家族の幸せ』を作り上げている過程だと信じて下さい。


子供を信じてあげて下さい。


時間が掛かるかもしれませんが、必ず幸せな日常が戻ってきますから。


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【不登校】の原因は親かもしれないと気付かせてくれた本です。
自分の【不登校】に対する考え方は、この本が元になっています。
本当に良い本ですよ!!
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