いよいよ高校受験です。
姉の私立専願と妹の私立併願は同日の受験日となりました。
自分も嫁も職場を休み、各々を受験会場となる高校へ送り届けます。
姉の送迎担当は嫁。
姉は面接に若干の不安を持っていたものの専願ということもあり、よほどの事がない限り”合格しない”ことはないので、それほど緊張している様子もなく『じゃ、行ってくるね~!』っという軽い感じで受験会場へ向かって行きました。
そして妹の担当は自分です。
妹は姉と正反対に異常なくらい緊張しているのが分かります。
姉とは違い併願受験ですが、”合格しない”ということはまずありえません。しかし受験する公立高校はE判定が出ているので妹にとっては併願受験のほうが重要なのです。
神経質で不安症の妹は『絶対に落ちることはできない』という大きなプレッシャーを抱えて併願の受験会場へ向かいました。
送迎の車の中でも表情は緊張でこわばっています・・・
受験会場に到着し『頑張ってきてね!』と緊張が取れないままの妹の背中を見送りました。
見送り届けてから嫁に『頑張って行ったよ』と連絡を入れます。
『何事もなく今日を迎えることができて本当に良かった。後は何とかなるでしょ』お互いにそんな気持ちになっていました。
受験への不安よりも、不登校を乗り越えここまで来れたことへの安堵感のほうが大きかったのだと思います。
そして受験が終了しました。
肝心の出来に関しては二人とも面接に若干の不安を感じていましたが、試験については『ま、いつも通りだね』という安心できるようなできないような報告をしてくれました。
これでひと先ずは結果を待つのみです。
合格発表は4日後・・・
合格発表までの間、姉は何の不安も見せずに普通に生活をしていましたが一方の妹は事あるごとに『大丈夫かな?』『もし、不合格だったらどうしよう・・・』と不安を隠せません。
『絶対大丈夫だよ!』と声を掛けても聞く耳持たずです。
そんな不安が消えぬまま合格発表の日を迎えます。
私たち親世代の高校受験合格発表といえば学校の玄関に張り出された大きな紙に自分の受験番号があるかどうかを見に行くことが当たり前の光景でしたが、今回の私立の受験は【ホームページで発表】になります。
家の中でスマホやパソコンから合格発表を見るなんて、時代の流れを感じます。
ホームページでの発表時間は姉が15:00、妹が16:30です。
自分は仕事なので嫁が自宅で待機して子供たちと一緒に合格発表を見ることになります。
これまでは比較的に余裕を見せていた姉も緊張していたようです。
妹のほうは当然のごとく『落ちたらどうしよう。逃げたい・・・』と不安MAXの状態に追い込まれております。
そして時間が来ます。
まずは15:00、姉の合格発表です。
嫁のスマホでアクセスしてホームページの発表画面へ進みます。
『受験番号は・・・・・。』
『おぉ!!!あったあったヽ(^o^)丿』
まずは姉が合格となりました♪
姉も『良かったぁ・・・マジで嬉しい。』と安堵の様子。
まず不合格となることはないのですが、それでも”合格”が確定となるとやはり嬉しいものです。
そんな姉の喜ぶ姿を目に前にさらに緊張感が増してくる妹。
姉の合格発表からの1時間30分はとてつもなく長い時間に感じたことでしょう。
そしていよいよ妹の合格発表です。
16:30に嫁のスマホでアクセスします。
アクセスが多くなっているためか繋がりません・・・
何度も読み込んでみますがなかなか繋がらない状況が続きます。
『なんで見れないの?早く見たい!』と妹に急かされる嫁。
もともとネットの類はあまり得意でない嫁も段々焦ってきて、いろんなところをクリックしてみたようです。
嫁が『あぁ!これかな!!』と受験番号を探すと『あれ?番号ない?』
そのページを何度見ても受験番号がありません。
『おかしいなぁ。ないはずはないんだけど』
自分は落ちてしまったと確信した妹は泣きながら部屋へ上がってしまいました。
その時点でもまだネット環境が安定せずに何度もいろんなところを見ていた嫁に対して姉が『ちょっと私に貸して!!』とスマホの操作を交代しました。
そして姉が操作をすると
『あったよ!!!受験番号あったよ~~~!!!』と妹に叫びました。
泣いていた妹は階段を駆け下りてきてスマホを見ると、間違いなく自分の受験番号が載っていました。
安心した妹は、泣き崩れてしまいました・・・
嫁がどこのページをみていたのかは分からないのですが、別の課?かなにか違うところを見ていたようです。
気の済むまで泣いた妹の怒りの矛先が嫁へ向けられます。
『落ちてもうダメだと思ったでしょ!!どこを見ているの!!』
今度は嫁が落ち込んでしまいました(笑)
嫁のおっちょこちょいは置いといて、まずはめでたく二人の高校合格が決まりました(´▽`*)
中学2年生のほぼ丸1年間は不登校だった二人でしたが、春からは高校生になることができるのです。
良かった・・・本当に良かった。
妹はとりあえず春からの居場所ができたので、あとは自分の希望する公立高校へ【チャレンジ】するのみです。
さてさて、どんな結果が待っているのでしょうか。
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