【空手】2度目の全国大会へ~福井編~夢はまだまだ続く③

空手
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いよいよ試合当日の朝がやってきました。

程よい緊張感はありますが、朝までしっかりと熟睡することが出来ました。

早起きして身支度を整え、体を起こすために時間を掛けて柔軟を行います。

軽く屈伸をしてみると膝の痛みがかなり和らいでいることに気付きました。

昨夜寝る前にYouTubeで見つけた『恵比寿【膝痛専門】整体院蒼-AO-』さんの動画”【自分で治す】膝の曲げ伸ばしを劇的に解消する方法”のマッサージが良かったようです(膝に痛みを感じる方にはホントにお勧めです!!)

今まで悩んでいた膝の痛みが解消したりして、何となくですが自分に良い運が来ているように感じました。

朝食を早目に済ませ、会場入りします。

駐車している車のナンバーを見ると遠方のナンバーが多く停まっていて、全国大会の気分が徐々に盛り上がってきました。

会場内で同県の仲間と合流し、練習会場で軽くアップを始めます。

動き始めると膝の痛みを全く感じません!!

もしかしたらアドレナリンで痛みを感じなくなっていたのかもしれませんが、一つの不安要素がなくなったことで気持ちも上向いてきました。

『とりあえず1勝!!』が仲間の合言葉です。

このマスターズの大会は高段位を持っている道場師範を始めとするハイレベルの人から自分のように40歳を超えてから趣味の一環として空手をやっている人まで垣根を超え同じコートの中で戦うことが出来る大会なので、ワクワク感もあるのですが正直なところ恐怖心も大きいのです。

一部の有名な方を除いては、どんな相手なのか全く見当がつかないドキドキ感もこの年齢になると新鮮に感じます。

入場前に体育館外のロビーで整列をするため試合前に試合相手と隣同士になるのですが、試合相手の雰囲気を探るために少し話しかけてみました。

二言三言会話をしてみましたが、道場の先生とかの雰囲気は感じなかったのでなんとなく『行ける!』と思い始めました。


入場音楽のなる中、体育館に入場しコートに整列。


挨拶をします。

いよいよ本番が始まります。

1回戦はシードなので2回戦が初戦となります。

まずは先に試合が始まった仲間の1人が勝利し早速1勝を上げました!!

この方は前年の全国大会でも1勝を上げており、2大会連続で初戦を突破です。

全国大会で一勝することがいかに大変なのかを知っているので、仲間が勝利を収めるのは本当に心から嬉しい気持ちで一杯なのですが、全国大会で一回も勝ったことのない自分にとってはとにかく”羨ましい”のです。

とにかく、とにかく『一回勝ちたい』のです。

前回の大会では試合直前までIDカードを首から外すのを忘れるくらい緊張していたのですが、今回はそこまでの緊張感はなく心地よい緊張感で何となくなのですがこの試合は”行ける!”という気持ちがありました。

相手はK県の選手です。

事前に調べて分かっていたことは、これまでも何度か出場はしているようですが自分と同じく勝利したことがないようです。

お互いに勝利したほうが初の1勝となります。

さあ!いよいよ試合です!!

『最初は中段突きでポイントを取ろう!』と決めていましたが、思い通りに進むわけがありません。

それでも離れ際に上段突きでポイントを先取しました。

このポイントを取れたことで緊張感が取れ、闘志へと変わりました。


その後も続けてポイントが取れたので『このまま行ける!』と思いましたがポイントを返されます。

ポイント差が開いたところで間を取って前に出ない方法もありましたが、初戦でいろんな攻撃や動きを試したかったので休まずに攻撃を続けました。


時間になるまでがとても長く感じましたがブザーが鳴り試合終了!!


とうとう勝利を収めることができました~!!(≧▽≦)(ポイントを書くと身バレするので書けません…)

やった~~~!!

とうとう全国大会で初めての勝利です!

これまでは趣味の空手で全国大会に参加させてもらっているという控えめな意識があったのですが、この1勝で『全国大会に出場することを認められた』ような気持ちになりました。

ほんとに嬉しかった〜(´▽`*)

一緒に出場した仲間は一人が勝ち、一人が敗退となりました。

3人揃っての勝利を収めたかったのですが結果はクジ運で大きく左右されますから・・・

次の大会こそみんな揃って勝利して、旨い酒を飲みますよ!!

さて、喜んでばかりはいられません。

次の試合が待っています。

時間を空け昼過ぎに始まるので軽く食事をして備えます。

何故かそれほど緊張もせず、至って冷静な自分がいます。

一回勝てたことで気持ちに余裕ができて『負けたら終わり』という気持ちが『絶対に勝ってやる!』という気持ちに変わっていたのです。

一緒に3回戦に進むことができた仲間と勝利を約束して試合に向かいます。

次の相手はY県の選手。

自分は身長が低いのですが、相手の選手もそれほど大きくなく体格的なハンディは感じません。

『もしかしたら4回戦に進める大きなチャンスなのかもしれない。気持ちで負けずに前に出よう!!』気持ちに火が付きました。

いよいよ3回戦です!

~続く~


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