妹の雰囲気が徐々に明るくなり始めたのと同時に始まったのが
『暇だぁ~、暇だぁ~。』の言葉です。
とにかく口を開けば【暇】のアピールをしてきます。
自分が読んだ本の中では【暇を持て余すのは回復期の特徴】ということが書いてあったので、最近の気持ちの明るさや外出の機会が多くなってきたことを考えると、停滞期を抜け出して回復期に入ったのかな?と感じていました。
・周囲との会話が増えてくる
・学校や進路を気にした発言をする
・暇を持て余すようになる
・外出の機会が増える
・自主的に勉強を始める
これらが回復期の特徴と言われています。
この頃から勉強にも時間を取るようになり学校からのプリント等も徐々にやるようになっていたので、我が家の妹の場合はまさに回復期の特徴通りだったと思います。
そして、学校は夏休みに入ります。
学校に行っていない我が家には何も変わらない日々なのですが、日中に子供が家にいても変に思われることがないので、親子ともに心の負担が軽くなる期間なのです。
これは不登校の体験をしたことがある方でないと分からない ”あるある” ですよね。
夏休みに入っても妹の気持ちは落ちることなく、外出も増えてきたし相変わらずの『暇~!!』の繰り返し。
姉は部活動にちょくちょく顔を出しに行き、たまに友達と遊びに行くという状態でした。
二人とも元気に暮らしているので、それだけで ”とりあえずヨシ!!” なのです (*^^*)
我が家では年に1~2回は家族旅行に行くのですが、今回の夏休みも ”行けるか行けないか?” は分からないけれど、3カ月程前から【東京旅行】を計画していました。
3カ月程前と言えば ”姉妹の大ゲンカ” が起こっていた頃です・・・
楽しい旅行によって、姉妹とも何か良い変化が起きてくれれば良いな?という希望を託した計画。
しかし、計画したころからどんどん陰険な関係になっていく二人を見て『旅行は中止か?』と思っていた時期もありましたが、ケンカもなんとか収まってくれて計画通り旅行に行けそうです。
一時期、あれだけ仲が悪くなっていた姉妹で『どこに行く?』という話で盛り上がっている姿を見て「計画しておいてホント良かったぁ」と思いましたね。
そんな旅行を来週に控えたある日、妹が嫁にこう言ったそうです。
『〇〇ちゃんと仲直りしたい、会って謝りたい・・・でも怖い。もし許さないって言われたら自分は死んでしまう』と。
この○○ちゃんとは、妹が不登校になり始めた頃にずっと心配してくれていたクラスの友達です。以前のブログに詳細は記してあります。
外に出れなくなった妹に何度も『会おう』と誘ってくれていたのですが、『学校に行こう!』と言われるのを恐れた妹。そんな中、妹が別の友達と会っているのを目撃され友達が激怒してしまい関係が切れてしまった友達です。
これまでずっと心の中で引っ掛かっていたのでしょう。いろいろな事情があるとはいえ非は自分にあるのですから。
この件に関しては親としてできることはなく、自分で考えてもらわなくてはいけません。
自分で動き、自分で解決することに意義があるのです。
結果がどうであれ、自分で乗り越えることで自信となるのですから。
親は字のごとく『木の上に立って見る』のみです。
それでも嫁に自分の心の中の思いを言えるようになったのは、苦しい自暴自棄の期間を抜け出したからなのだと思います。
年の初めに妹が学校に行けなくなって(途中から姉も参戦 (;´Д`))からここまでおよそ6カ月。混乱期、そして長い停滞期を経て回復期まで来ることができたのです。
まだまだ気を緩めることはできませんが、我が家の雰囲気も昔の明るい雰囲気に戻りつつあります。
【家族が笑顔でいること!!】
これに尽きるのだと思います。
コメント