【不登校】復学への一歩

不登校
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”担任と会う”という大きな一歩を自分の力で踏み出した妹ですが、まだまだ進み続けます。


1週間後に予定されている中学校の定期テストを受けたいというのです。


自分と嫁が思っている以上の行動力に、私達も驚きました。


『ただし教室には入れないから、別の教室でテストを受けれるなら』という条件付きです。


その件を担任の先生に伝えたところOKを頂くことができました。


しかし、先日も学校に入ることができなかったので『妹が学校へ行くことができたらお願いします』と付け加えるのを忘れませんでした。


受ける気持ちがあっても体が拒否をする可能性はあるので、自分も嫁も学校へ行けることを期待もしていましたが『行けたらいいよね・・・』くらいの気持ちで留めておきました。


そして担任の先生と会ってから1週間後、いよいよ定期テストの日がやってきました。


朝はいつものように起きることができました。


少しだけ朝食を食べ、嫁の車で学校へ向かいます。


【鬼門】でもある校門へ到着し、妹は車を降りて職員玄関へ歩いていきました。


嫁は妹が戻ってくることを想定して車で待っていましたが5分待っても10分待っても妹は戻ってきませんでした。


とうとう学校へ入ることができたのです!!


その日、妹は全ての教科のテストを受けてくることができました。


自分は会社から帰宅して妹からの報告を聞きました。


『学校に入るときは緊張したけど、中に入ってしまったらそれほど気にならなかった』と。


『別室に案内されテストを受けたけど、自分ひとりじゃなくて1年生の男子が後ろの席で一緒にテストを受けた。でも、その子が潔癖症なのかテストの合間に除菌スプレーを机とかにシュッシュするんだよ。私そういうのはあまり気にしないんだけど、最終的には私に向かってスプレーを吹きかけてきたからちょっとイラついたんだよね(笑)。こんな長い時間しっかりテストを受けたのは久しぶりだからホントに疲れた。』と明るい顔で話してくれました。


学校での様子を話してくれる妹を見て、本当に嬉しかったです。


たぶん学校に入ることができずに戻ってきているだろうな・・・と会社での仕事中もずっと気がかりだったので、安堵感でいっぱいになりました。


いっぽう姉は相変わらず家に籠っていましたが、妹のポジティブさに自分と嫁の心が救われていた時期だったと思います。


どんどん動き始める妹でしたが、さすがに疲れが溜まってきたのか唇にヘルペスが出来始めてきました。


疲れた時にはヘルペスができやすい体質なのですが、やはり体は正直なものですね。


それでも適応指導教室を休むことはなく、同級生の友達と通っている体操教室にも休まずに行く妹。


更に幼馴染みの友達とたこ焼きパーティーも行いました。


とにかく元気!元気!なのです。


そして来週には、友達と一緒にいく約束をしていた仙台でのジャニーズWESTのライブがあります。


あっ、このライブには姉も行くのですよ(笑)


ま、姉も外に出る機会が少なくなっていたので良い気分転換になることでしょう。




この頃になると、中学3年生からは妹が本当に復学できそうだな・・・という気持ちが徐々に大きくなってきました。


これまではそんなことを考える余裕なんて全くなかったのに。


状況が良い方向に向かっているのは間違いありません。


そして姉に関しては、妹次第という考えには変わりはありません。


今のところは何の変化も見られませんが、いずれ変わるはずです。


必ず変わるはず。


自分も嫁も希望が膨らんでいましたが、学校に行けなくなってからの1年間を思い出すとやはりネガティブな気持ちが湧き出してきます。


希望が50%で不安が50%。


これまでやってきたことの答えが出るまで、あと1カ月ちょっと・・・




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