【不登校】親が元気にしていないと子供は前に進めない

不登校
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姉妹ゲンカ後、二人の仲は陰険な雰囲気が続き、家の中の雰囲気も重い感じになってしまいました。


普段のケンカなら別に何も気にせずに放っておくと、いつの間にか仲直りしていたりするのですが、さすがにこの状況なので心配になってしまいます。


しかし親として何かできるわけでもなく、ただ戦況を見守るのみでした。


こんな中でも姉は学校の文化祭に登校したり、授業に行けなくても部活には顔を出しに行ってました。


妹も友達が集まるイベントの一つになっている卒業した小学校の運動会を嫁と見に行ったり、体操の大会を見に行くなどしていました。体操の大会では友達の近くにいることができずに泣いて帰ってきましたが・・・
行くのは精神的に辛いのに、自分に課題を与える様に無理をしていたように思います。


そんな状況の中、スクールカウンセリングがありました。


行き詰った時にもらえるアドバイスというのは本当に心の支えになってくれるので、タイミング的にも待ち望んでいたカウンセリングでした。


姉に関しては、
・何かイベントがあると学校に行けてることは非常に良いこと。
・学校に行けなくても部活に行けている日もあるので学校に関しては、まずは必ず行かなければならないこと『内科検診』『中総体』等から始めてみる。
・土日の部活を勧めてみたほうが良い。ただし彼女のご機嫌を伺いながら・・・気持ちが乗らなければ無理させないこと。振り出しに戻ってしまいます。



・・・というような内容のアドバイスを頂きました。


そして妹については、
・行動は普通で徐々に前向きになってきている。
・本人がいろいろと口に出して言う程、気持ち的に落ち込んではいない。
・普通の生活に戻るには、外出に誘ったりネットも自由にやらせたりして楽しく過ごさせる。家の中では気持ちよく過ごすことができるようにしてあげること。
・最近口癖のように『暇だ~!!』ということについては本人に考えさせること。
・(学校で仲の良い友達との関係が悪くなっていることについて伺ってみると)その友達の件は、自分で考えさせる。今すぐでなくても自分で考え始める。親がお膳立てはしないこと。
・今は好きなことだけをやれば良い。
・学校に行けとは絶対に言わないこと。
・好きなドラマを見ているのなら最後まで見せてあげて。
・遊びには付き合ってあげる。
・姉妹のケンカについては親が口を出さないで本人たちに任せる。
・だんだん気持ちが安定してくるときが必ず来るから、親も今は辛いけど我慢して見守ってあげる。



最後に『親が元気にしていないと子供は前に進めない。それを腹に据えて・・・』というアドバイスを頂きました。


たぶん先生は、私達親の様子を見てこの言葉を言ってくれたのだと思います。


自分達では明るく普通に振舞っているつもりでも、心の奥底にある不安は隠しきれていなかったのでしょう。


先生にそのように見えるということは、子供たちの目にも同じように見えていたはずです。


忘れかけていた大事なことを改めて気付かさせてくれました。


私たちはこのアドバイスを頂いたことで、いつも以上にカウンセリングの有難さが身に染みたのです。


二人で『心から明るく過ごしていこう!』と新たな決意を持つことができました。


今振り返ると、徐々に我が家が上向きになってきた一つのターニングポイントだったような気がします。


” 親が元気にしていないと子供は前に進めない。


我が家の不登校体験で得ることのできた大きな教訓です。


表面上だけでは子供に簡単に見破られてしまいます。


子供が不登校だと親は精神的な余裕もなくなってしまうのですが、そんな時こそ自分の時間を大事にして心の安定を得なければならないのだと思います。


子供によって親も成長させられるといわれるのは、このあたりに答えがあるのではないでしょうか・・・




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