中学最大のイベントである修学旅行がいよいよ近づいてきました。
この頃、妹は仲の良い幼馴染みと連絡を取っていたようで、修学旅行のディズニーランドで一緒に遊ぶ約束をしていたのです。
嫁からこの話を聞いた時、いくら広いディズニーランドといえども同級生たちがたくさんいる場所に自ら飛び込んでいく勇気があるのか?と驚きましたが、本人が行きたいと思うなら何も反対する理由はありません。
さすがに勝手に行って遊ばせるわけにはいかないので、嫁は学校の担任の先生に『もし、行けたらの話しなんですが、ディズニーランドで友達と会う約束をしているようです。』と伝えたところ先生は『来れたらいいですね』と了承してくれたのです。
これで心配事は一つクリアされました。
しかし、その前に適応指導教室にも行けていない妹が東京旅行、そして友達の待つディズニーランドになんて行けるのだろうか?と思っていました。
たぶん無理だろうな・・・と思いながらも、本当は行ってほしい。
姉にも妹にも中学生活での楽しい思い出を作ってきてほしい・・・
心からの願いです。
しかし修学旅行が近づいてきているのに、どうなるのか全く分からない我が家の状況。
自分も嫁も何ができるわけでもなく、見守る事だけ。
直前のキャンセルだけが心配でした。
そして週が明けます。
妹は再登校をした後に腹痛で一週間休み、姉もしばらくの期間を休んでいたのですが、週が明けての月曜日、妹は適応指導教室に、姉は中学校に登校したのです!!
修学旅行まで1週間ちょっと、『修学旅行にいきたい』という気持ちが学校に足を向かわせたのでしょうか。
二人が揃って登校するのは、なんと1カ月ぶり!
やはり楽しみがあると、気持ちが上向きになって前向きになるのでしょう。
姉も学校で修学旅行についての計画や話し合いがあるはずなので、行かなければならない状況でもあるはずです。
妹はそれ程元気でもなく、姉は相変わらずのマイペースな感じで登校したのですが、果たして二人とも【修学旅行】というイベントにどれだけ気持ちを引っ張って行ってもらえるのか・・・
親は祈ることしかできませんが、とにかく旅行には行ってもらいたいのです。
次の日からも姉は継続して登校しましたが、妹は腹痛が再発し休みました・・・
あの姉が連続で学校に登校できるのは、やはり修学旅行パワーなのでしょう(笑)
適応指導教室を休んだ妹は腹痛で調子は良くなさそうな感じでしたが、気持ちはだいぶ落ち着いてきたようで、家では明るく元気が戻ってきたようです!
二人の表情を見ていると、なんとなく旅行には行けそうな感じになってきました。
妹はもう1日休みましたが、その翌日は姉と妹が揃って登校です。
気持ちがあれだけ落ちていた妹はどんどん元気が戻ってきて、夜になると嫁と東京旅行について計画を練ることに夢中です。
『初日はディズニーランドで友達と遊んで、夜はどこで食べようか・・・。次の日は買い物に行きたいな。原宿、渋谷・・・すしざんまいで美味しい寿司もいいなぁ!!』
そして姉もほとんど登校していない期間が長かったのにも関わらず、修学旅行に関してはスムーズに溶け込むことができたようで、妹とともに修学旅行の話を楽しそうにしています。
一時は修学旅行どころではない状況に追い込まれていたのですが、二人の明るく元気な表情や仕草を見ているだけで親も元気になります。
なんとか間に合いそうな感じです。
二人は修学旅行そして東京旅行へ向けてスイッチが入ったのです。
【不登校】修学旅行へ行けるのか?
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