【不登校】春休みが終わる・・・

不登校
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ホテルでのバイキングを十分に楽しんだ次の日、その日は『いちご狩り』の予定を立てていました。


朝ごはんはバイキング形式。


自分はいちご狩りに備えて少なめの朝食で調整しましたが、他の3人はお腹いっぱいの朝食です ( ;∀;)


『いちご食べられなくなるよ・・・』と思いながらも、その光景をただ眺めておりました。


そしてドライブをしながら目的地へ到着。


さっそく入り口でミルク用のトレイをもらって、いちご狩りへ!


今のいちご狩りって種類も豊富で、いろんな味が楽しめるんですよね!!


さて、何から食べようかな~、という感じで実を見ながら歩いていると3人とも


『お腹いっぱいなんだけど・・・』


予想通りです。


と、言いつつも食べ始めると”デザートは別腹”と言わんばかりの食べっぷり!!


女子の食欲は恐ろしい・・・ (;’∀’)


最後はみんないちごでお腹はいっぱい!!


今回の家族旅行は大満足で終了です。


旅行前に起きてしまった妹と友達とのトラブルで旅行自体をどうしようかと思っていましたが、みんなの笑顔を見ることができてとても良い旅行となりました。


しかし、あとは自宅に帰るだけとなった途端に、妹の表情がどんどん曇り始めてきたのです。


それは4日後にある始業式をどうするか、そしてまたいつもの日常に戻らなければならないという思いが彼女の中に湧き出てきたからなのでしょう。


旅行の間の僅かな時間だけは精一杯楽しもうと頑張っていてくれたのかもしれない・・・と思うと、なんとも言えない気持ちになりました。


『旅行で気分転換すれば、なにかが変わるかも・・・』なんて考えは、やはり甘いようです。


家に戻ると、いつもと変わらない雰囲気がそこにありました。


現実に引き戻されます。


それから始業式までの間、妹は何も変わらず気持ちは沈んだまま、姉はマイペースで何も変わらずの状態で何かが変わり始める様子は皆無でした。


そして始業式の前の日です。


嫁から『妹が学校に行こうという気になっている』と聞きました。


でも、自分にはなんとなく『まだ無理じゃないかな』という気持ちがありました。


確かに行こうとしている気持ちは嬉しいし、正直戻れるものなら戻ってほしい。


偽りのない本音です。


しかし、妹の状態を見ている限りでは、まだ行けるだけの元気は取り戻せていないように思えるのです。


それと、長男の時も何度も経験している『期待の後の絶望』を味わいたくないから、期待をしないように自分自身に言い聞かせているのかもしれません。


始業式という年に数回しかない復学チャンスなのですが、自分も嫁も『学校よりも、まずは心から元気になってもらうこと』という思いだけは共有できているのです。


嫁とは『間違っていくことができたらいいよね!』という気持ちで始業式の日の朝を迎えます。


自分は仕事の為、会社で嫁の報告を待つ形となります。


嫁からのlineにはこう書いてありました。


『朝起きて、制服に着替えたけど怖くなって行けなかった。』と。


自分の僅かな望みは叶いませんでしたが、制服に着替えることができたのです。


大きな一歩を踏み出すことができただけで自分は十分でした。


きっと自分でも行けないことが分かっていたのに、無理して制服に袖を通したのでしょう・・・


本当に頑張ったのです。


次の日は入学式の日。


姉は学校へ行くことができました。


やはり行事等があれば登校するようです。


そして、なんと妹も朝に起きて着替えをし、幼馴染みの友達と学校へ向かったのです。


これには本当に驚きました。


まさか2日続けて行く気持ちになっているとは・・・


しかし、学校へ入ることができずに戻ってきました。


なんとか学校に行こうとしているけど、心や身体が言うことを聞いてくれないのでしょう。


これが妹の今の限界でした。


妹は行けなかったことで落胆していましたが、我々親は


『学校の前まで行けたんだって?すごいな!!頑張ったね。でも、無理して学校に行くことはないんだよ。』


と、思いきり褒めてあげました。


が、まだまだ不登校とは長く付き合っていかなければならない・・・と気持ちを強く持ったのです。




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