【不登校】クラス発表を見に行けるのか

不登校
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中学2年の終業式の前日に復学を果たした妹。


さすがに疲れ果てたのか、翌日の終業式はお休みとなりました。


私たち親も朝に声を掛けて起こすことはあえてしません。


とりあえずユックリ寝かせておきます。


さて、姉はどうするのだろう?と思っていたら、終業式には姉が久々の登校をしました。


イベント事には登校することか多かったので、中学2年の締めとして行く気になったのかもしれません。


そして終業式には行けなかった妹ですが、学校からの配布物を取りに行くため終業式が終わった午後に学校の担任の先生に一人で会いに行くことができたのです。


二人揃っての終業式とはなりませんでしたが、とても長く感じた中学2年生に区切りをつけることができたのです。


少し前までこのようになるとは思ってもいなかったので嬉しかったですね。


それから学校は2週間弱の春休みに入りました。


春休みは二人とも数日友達と遊んだだけで、何事もなく平穏な日々が続いていました。


しかし始業式が近づくにつれて自分の緊張感は徐々に高まりつつありました。


これまでは中学2年生ということもあり、不登校ながらも『受験までは猶予がある』という時間的な余裕を感じて過ごしていました。


しかし、いよいよ受験生である中学3年生です。


姉はどうするのだろうか?


妹も中学2年の最後だけはなんとか行くことができたけれども、一時的に頑張れただけではないのか?


とても不安でした。


春休みの終盤には『クラス発表』があります。


新しいクラスの一覧が学校の玄関に張り出されるのですが、姉妹とも友達と一緒に見に行くのがお決まりとなっているので、まずはその日に見に行くことができるのか?


そこが第一の関門になりそうです。


この頃、担任の先生から我が家に『中学3年生のクラス』についての相談がありました。


『中学3年のクラスについて、希望はありますか?』


不登校中の1年前、妹が中学2年になるときにも学校のほうから同じように希望を聞いていただいたので、『今回も聞いてくれるんだ。』と、非常に有難い気持ちになりました。


ただし、1年前は問題というか友達に迷惑を掛けてしまった経緯があるのです。


その時はこちら側の希望として『幼馴染みの友達一人と、その頃妹を心配してくれていた同級生一人と同じクラスにしてくれたら有難いです』と伝えました。


学校では、我が家の希望を汲んでくれて希望通りのクラスになったのです。


しかし、妹は学校に行くことができずに二人に迷惑を掛けてしまいました。


実際は二人の友達は何も知らないわけですが、我が家にとっては苦い出来事として記憶されました。


嫁はその点も含めて妹にこの話を伝えました。


妹は『同じ部活の○○ちゃんと同じにしてほしい。』


この○○ちゃんは妹と同じ体操部で、妹と一緒に体操教室に通っている友達です。


嫁は1年前の事があるので『もし行けなくなった場合は迷惑を掛けるかもしれないよ』ということを伝えると。


『うん。○○ちゃんは大丈夫。あの子は友達もたくさんいるし、そういうの全然気にしない子だから!!』


妹がそういうなら信じるしかありません。


希望が通るかどうかは分かりませんが、担任の先生にはその旨をお伝えしました。


同じクラスに仲の良い友達が一人いる・・・


これだけでも登校へのハードルが、かなり低くなってくれるはずです。


それから数日後、妹に動きがありました。


『クラス発表は○○ちゃんと○○ちゃん(幼馴染み)と一緒に見に行くから』と宣言です。


とりあえず気持ちは前向きになっているようです。


しかし一方の姉は何も動きがありません。


妹はいろんなことを伝えてくれることが多いので様子を伺い知ることができるのですが、姉は黙しているタイプなので何を考えているのか分からないのです。


でも妹の行動を間近で見ているので、それこそ”行かざるを得ない状況”になっているのだと思います。


始業式の日、妹が登校すれば姉も登校する。


自分と嫁はそんな風に思っていました。


そしてクラス発表の日が来ました。


妹の幼馴染みの友達ふたりが我が家に妹を迎えに来てくれました。


『行ってきます!!』


親の心配もどこやら、3人で楽しそうに学校へ向かいました。


妹に関しては、まずは一安心です。


一方の姉は、学校へ行く気配は全くありません。


この日は出校日ではなく、あくまでも見に行きたい人が行くので、行く行かないは本人次第。


それでも親としては不安な材料の一つになってしまいました。


学校から帰ってきた妹は『良くも悪くもないクラスだったよ。○○ちゃんがいるし楽しいかも!!』という感想を教えてくれました。


姉は帰ってきた妹に自分のクラスを教えてもらうと『そっか。ありがとう』


それだけでした。


学校に行ってクラス発表を見てくるだけという1時間ほどの短時間でしたが、妹はとても疲れたようで直ぐに寝てしまいました。


体力的?精神的?


妹の体そのものは、まだ ”学校仕様” になっていないような感じを受けました。


最大の関門となる始業式は4日後です・・・








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