【不登校】公立受検直前の事件 Part2 そして公立高校受験

不登校
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『ピンポ~ン』


夜の8:00頃に男性一人女性一人の二名で警察官が我が家にやってきました。


嫁が応対します。


『受験前で大変な時に本当にすみません』と女性の警察官の声が聞こえました。


嫁が妹を呼びに来たので自分も一緒に玄関へ向かいます。


『お父さん、夜分遅く申し訳ありません。』と再び女性の警察官。


それ程広くない玄関に5人もいるとさすがに狭いので、あとは嫁に任せて自分はリビングへ戻りました。


警察の方は『起きたことについては電話で伺ったので、その時に来ていた洋服姿の写真を撮らせてほしい』と写真撮影のお願いにきたようです。


おそらく事件になった場合の証拠・確認等に必要になるのでしょう。


妹は了承したようで嫁が自分に『写真撮りたいんだって。いいかな?』と聞きに来たので『本人が大丈夫なら良いよ』と伝えました。


妹は自分の部屋に行って被害にあったときの制服に着替えてきました。


玄関に行くと『ごめんね、嫌な気持ちになるよね・・・。直ぐに終わるから』と警察官が妹の姿を写真に収めて行きます。


写真の撮影自体は5分もかからずに終了したのですが、写真を撮り終えると『今から署に行ってお話を聞くことはできませんか?』と切り出してきたのです。


嫁が『すみません。そういうつもりでお電話したのではなく、あくまでも情報提供の意味でお電話しました。それにお電話でもお伝えしましたが、明後日に高校受験を控えているので今日は勘弁してほしいのですが』と伝えると、『そうですよね。ただ、警察としても事件を見逃すわけにはいかないもので・・・。何とか御協力お願いできないでしょうか?』と再度のお願いです。


嫁が『まず、今日のところは勘弁してください。受験が終わるまでは静かにしてあげたいので。』と言うと警察の方は『分かりました。それでは受験が終わってからまたご連絡をさせて頂きます。』と家を後にしました。


今はとりあえず妹が無事に受験を終えることが一番大事なので、我が家としてはベストな対応ができました。


この事件はここで一区切りとなります。


期間を置いて進展がありましたが、これについてはまた時系列で記していきます。




そしていよいよ妹の公立高校受験です。


受験直前の事件で精神的にペースを乱されたことは事実ですが、ほぼ合格することのない受験ということもあって、私立高校の受験の時ほど緊張もしていないようです。


我が家でも今回の受験はあくまでも【おまけ】的な捉え方でしたので、親にも緊張感は皆無です(笑)


朝、受験に向かう時も『なんか全然緊張してないや。ま、頑張ってくるね~!!』ってな感じの軽いノリで受験会場となる高校へ嫁と出発しました。


そんな軽い感じでしたが、夜遅くまで受験勉強を頑張っていたのは十分に分かっていたので『頑張れ!何とか奇跡が起きてほしい・・・』それが自分の本音でした。


そういえば、今回の受験に対して妹は以前こんなことを言っていました。


『たぶん・・・いや絶対に受かるはずないけど頑張る。だって、私と姉が二人とも私立高校だとお金がたくさん掛かるでしょ。親孝行したいんだから!!』


この話をしていた時は笑いながら『そっか~!ありがとね。』と軽く答えていましたが『こんなことを考えてくれていたのか・・・』と心の底から嬉しさと有難さを噛みしめました。


こんな優しい気持ちを持ってくれる子に育ってくれて、本当に嬉しかった・・・


正直、結果なんてどうでもいい。


不登校を乗り越え、こんな優しい子が戻ってきてくれた・・・


それだけで充分なのです。


高校なんてどこでも良いから、普通に楽しい時間を過ごしてくれればよいのです。


・・・と言いつつも、少しだけの奇跡を祈ってましたけどネ(笑)


そんな妹ですが無事に受験を終えることができました。


自分が家に戻ると、これまでの疲れと受験勉強からの解放からか、ずっと眠りについていました。


『あとは神のみぞ知る』です。


2日後には中学校の卒業式、6日後に合格発表があります。


奇跡よ起きろ・・・



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