【不登校】不登校ブログあとがき

不登校
スポンサーリンク

久々の更新です。


自分が新たな趣味としてブログを始めることを決めたのが2年半ほど前のこと。


さて、どんなブログを書こうか・・・と考えても自分には人に何かを伝えるようなことは書けない。


自分には何があるのだろうかと考えると


『子供の不登校体験を書けば、誰かの役に立つことができるかもしれない』と思い、すぐに取り掛かりました。


初めのうちは朧げな記憶だけを頼りに書いていましたが、昔の出来事の記憶に弱い自分には書けることなんてたかが知れていました。


しかし、思い出したのです。


『そういえば、嫁が日記を書いていたはず・・・』


長男が不登校になってから、嫁は長男の出来事を中心に子供たちにまつわることを一言日記のように記録していたのです。


直ぐに嫁に相談しました。


『子供たちの不登校についてのブログを始めたんだけど、ママって日記付けていなかったっけ?』


すると引き出しの奥の方から手帳を7冊取り出して持ってきてくれました。


『じゃあ、ブログを見せてくれるなら貸してあげてもいいよ!』という取引条件付きで貸してもらえることになったのです。


長男と妹たちの不登校ついて記したブログは、嫁の手帳があったからこそ書くことができました。


しかし、中には自分に対しての不満やグチなども書かれていて


『こんな風に思っていたのか・・・』と悲しい気持ちなることもありましたけどね(笑)


いずれ嫁の手帳がなければ自分のブログは書けなかったわけで、嫁には心から感謝なのです。


嫁とは『後でブログ読ませる』という交換条件付きだったわけですが『もうちょっと後で』と言いつつ、実はまだ読ませていないのです。


やっぱ、自分の文章を読んでもらうのは気恥ずかしいのです・・・


嫁よ、ゴメンね。


ブログは必ず嫁の手帳を見ながら書いていたわけですが、読み返すと辛かったことや嬉しかったことなど当時の気持ちが蘇ってくるのです。


そして、子供に対する自分の態度や考えがあまりにも幼いことに恥ずかしさが込み上げてきました。


自分で自分を客観的にみると【毒親】そのものなのです。


ホントに未熟な親だったと思います。


もし不登校がなくてあのままの自分だったら、どんな人間になっていたのだろう。


まだ【毒親】を続けていたのだろうか・・・


過干渉で子供をコントロールしたいと思い続ける親だったのだろうか?


そんな自分に対して子供は【不登校】という辛い選択をして親、そして家族を成長させたのだと思います。


そして自分が「子離れ」できたのも【不登校】のおかげでした。


簡単に言えば親と子の信頼関係がなかったのです。


子供をコントロールしようとする親と、親の期待に応えようと一生懸命になって頑張る子供。


親にとって”いい子”であろうと頑張るのが子供なのです。


「子供の為」という大義名分のもと、いつまでも子供を離さない。


傍目から見ると仲の良い親子だけど、信頼関係が築けていない・・・そんな親子関係だったと思います。


今思えばそんな親子関係だったのですが、自分は子供の事が大好きで一生懸命だったのです。


大好きで一生懸命だったからこそ、道を外れていたことに気が付けなかったのだと思います。


親と言えども子育ては初心者。


自分で言うのも変なのですが、失敗や間違いがあって当然だと思うのです。


だって、子育てに限らず初めての事を完璧にこなすなんてできないですよね。


まさか自分が子供の不登校の原因になっているなんて夢にも思いませんから・・・


大事なのはそれに気が付いた時に軌道修正できるかどうかなのだと思います。


自分は気が付いたではなく気付かされたのですが・・・


気付かせてくれた長男には本当に辛い思いをさせてしまいましたが、感謝の気持ちで一杯なのです。


今、昔の自分にアドバイスできるなら


『子供をコントロールしようとしてはダメ、子供の事を信頼してしっかり意見を聞いてあげて。親子と言えども考え方は全く違うのだから。そして子供にも心の休息は必要なんだよ。子供から離れて自分の楽しみを見つけて。』


と伝えるでしょう。


いや、こんなもんじゃ全然足りないか(笑)


今でも嫁とはたまに不登校時代の話しになることがあるのですが、私達親が一番変わったことは


『我慢・忍耐』だねと意見が一致します。


不登校期間中はとにかく忍耐の修行の場そのものです。


これが最善の方法だと分かっていても心が折れるくらい辛かったですね。


『子供を見守る』って簡単そうでありますが、相当な忍耐力が必要です。


自分はこの不登校の経験によって『怒る』ということがなくなりました。


今までであれば『腹が立つ』とか『怒る』という形でストレスを発散していたのですが、不登校で鍛えられた『我慢力・忍耐力』は多少の事ではビクともしないのです。


不登校を経験した事がある親御さんって空気感が柔らかい方が多いのですが、こういうことも関係していると自分は思っています。


我が家では3人の子供が不登校という、なかなか無いであろう経験をしました。


紆余曲折あったものの3人とも大きくなった今、長男は会社へ、双子達は専門学校へと通っております。


我が家は昔の過干渉の面影は全くなく、長男はもう大人ですが双子達も自分の好きなことを自由気ままにやっています。


そして自分も嫁も子供に気を使わず好きなことをしています。


我が家は【不登校】を乗り越えたことで、程よい距離感のある関係性を築けたように思えます。


我が家の【不登校】での一番大きな収穫でした。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




我が家の【不登校】体験のブログはこれで終わりになりますが、後で思い出したことや書いていないこともまだあります。


今後も不定期に不登校について記していきたいと思っておりますので、今後もよろしくお願い致します。


これまで私のブログを読んで頂いた方々、本当にありがとうございました。




コメント

タイトルとURLをコピーしました