【不登校】感情のコントロール

不登校
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先日、双子の姉から『○○ちゃんの家、離婚するんだって・・・』という話を聞きました。


○○ちゃんは小学生から姉妹ともに友達で、ご両親とは深い仲ではありませんが古くから仲良くさせていただいていたので、私達夫婦もとても悲しく辛い思いです。


友達の○○ちゃんは『せめて専門学校が終わるまでは待ってほしかった。私にメリットなんて一つもない・・・』と悲しんでいたようです。


『熟年離婚』という言葉を良く目にしますが、身近で起きるのは本当に悲しいです。


双子の姉とその話をしている流れで


『うちもどうなるか分からないよ!』


と言ってみたら


『いやぁ・・・、うちは全然ないでしょ。仲いいもん。』と、ありがたいお言葉を頂戴いたしました(笑)


ここ数年はケンカした記憶がないですから、子供がそう思うのかもしれません。


今は仲が良い(と自分が思っているだけかも・・・)我が家ですが、今の関係は【不登校】の経験によって形成されたと自分は思っています。


不登校を経験する前の自分は、自分が気に入らないことがあるとすぐに言葉に出していました。


気に入らないというか自分の考えと違うことと言うべきでしょうか。


それは嫁にも子供達にもです。


家事のこと、学校のこと、勉強のこと、考え方の相違・・・


今思えば自分の心地よい環境を作るために周りをコントロールしようとしていたのだと思います。


しかしそんなやり方は【不登校】の経験で打ちのめされました。


コントロールされる側には自分が思っている以上にストレスが掛かっていることに気が付かされました。


子供が『学校に行けなくなる』という形で私に警鐘を与えたのだと思います。


それからの自分はあらゆる試行錯誤の繰り返しでした。


子供に対して自分と同じような行動をとっていた嫁も同じように苦しみました。


気分を害するようなこと、気持ちを落としてしまうような言葉を言ってはならない。


どんな無理な要求やわがままであってもできる限り答える様にする。


まるで、今まで自分が子供にやってきた【コントロール】することを子供に試されているようでした。


言いたいことが言えない、怒ることができない・・・


まるで修行僧のようでした。


その時に自分の心は生まれ変わったように思います。


人に対しての怒りのコントロール(アンガーマネージメント)というか、怒りのスイッチが壊れたのではないかと思うくらい人に対して怒るということが全くなくなったのです。


そして、人に投げかける言葉に異常なくらいに敏感になりました。


これは嫁も同じだと思います。


苦しく辛い【不登校】を経験することで、私たちは【感情のコントロール】を手に入れました。


子供達はありがたいことに全員復学し、それからというものは何でも自ら動くようになり、元気な生活をしてくれています。


そして自分と嫁には力を合わせて修羅場を潜り抜けた『同志』のような新しい関係が出来上がったのだと思います。


お互いに直ぐに怒ることなく、相手を思いやる気持ちも以前より増しました。


今のところはですが、とても良い関係だと思っています。


不登校を経験されている方に優しく穏やかな方が多いのは、こんなところに要因があるのではないでしょうか。


不登校経験は辛いですが、子供も親も成長できる大事な期間であるとも私は思います。



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