LINEの件から、完全に塞ぎ切ってしまった妹。
まともに食事も取っていないので、体調が本当に気がかりです。
不登校の初期に経験した「不安」をまた経験することになるとは思ってもいませんでした。
時間は掛かるかもしれないけれど、徐々に上向きになって行くだけだと考えていましたから・・・
そして不安なのは体調だけではありません。
『何か良くないことを考えてはいないだろうか?』『今までの事は全て水の泡になってしまったのか・・・』などと自分の頭の中はネガティブなことで埋め尽くされていきます。
不安というよりは恐怖のほうが強かったと思います。
そして、部屋に引きこもってから5日目となる日曜日、夕食の時間に自分の部屋から出てきてリビングへ降りてきました。
久々に見た妹の表情は生気がなく、まるで不登校になりたての妹を見るようです。
この表情を見て自分は『また、長い時間が必要になるかもしれない・・・・』という気持ちになりました。
久々に家族全員が揃う食卓となりましたが、無言で夕食を食べた妹は直ぐに自分の部屋へと戻って行ってしまいました。
でも、今は家族に顔を見せてくれるだけで良いのです。
元気が全くない妹でしたが大袈裟に言うと『生きていてくれて良かった・・・・』という安堵感で自分の心が少しだけ元気な気持ちになったのです。
何事もなく普通に生活をしていたときは、子供に対して『勉強の成績が悪い』『部活の大会で勝てない』『生活がだらしない』『スマホやゲームばかりやってる』子供に対しては不満を抱くばかりでした。
しかし不登校になった瞬間にそんなものは全て吹っ飛んでいきました。
勉強なんてできなくてもいい、部活の大会なんてどうでもいい・・・
だらしなくたっていい、学校なんて行かなくてもいい・・・
自分は、何に拘っていたのだろうと。
とにかく子供には元気で笑っていてほしいのです。
それだけでいいのです。
長男が学校に行くことができなくなってから、気付くことができたこと。
【不登校】を経験して得ることができたこと。
親にとっては子供が元気でいてくれることが一番の幸せだと思っています。
妹は、月曜日の朝も起きては来ませんでした。
これまでの経験からすると、月曜日に学校に行けないとその週に行くことはありません。
それまでは学校に行くことが増えていた姉も引っ張られるように行かなくなってしまいました。
完全に元に戻ってしまったようです・・・
中学2年生の11月。
徐々に調子が上がってきていて『もしかしたら、3年生からは学校に復学できるかなぁ・・・』なんて考えていましたが、それも難しくなってきたように思えます。
果たしてどうなるのでしょう。
その週、徐々にですが妹には元気が戻りつつありました。
つい先日までの、適応指導教室に行ってた頃の明るさはないけれどもリビングに顔を出す回数も少しずつですが多くなってきたのです。
それでも火曜日、水曜日、木曜日・・・
姉妹とも、朝に起きることはありません。
自分も嫁も、戻りかけていた精神の安定が再び不安定になりそうです。
『妹が適応指導教室に行ってた頃に時間を戻してほしい』
そんなことばかりを考えていました・・・
【不登校】時間が戻ってほしい
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