【不登校】意外な子と友達になる

不登校
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妹が適応指導教室に登校した事に、嬉しさよりも驚きを感じていた自分と嫁。


その日は1日頑張ってくることができたのです。


夕食のとき、妹にその日の様子を伺うと『静かな子が多くて、居心地が良かった。』という答えで、親としても安心しました。


妹の表情を見ても自分の意思で一つの壁を超えることができたからなのか、明るい表情だったのが印象的でしたね。


適応指導教室に初めて行くことができたこの日が金曜日だったので、翌日からの土曜・日曜はお休みになります。


同じ日に学校に登校した姉は久々の登校でエネルギーを使い果たしたのか、2日間死んだように眠っていたのに対し、妹は友達と他校の文化祭へ遊びに行きました。


どんどんエネルギッシュになっていく妹の行動が嬉しくもありましたが『ちょっと飛ばしすぎじゃないかな?』と心配になるほどでした。




話しは少し戻り、妹が初めて登校する数日前のことです。


保険でお世話になっている小学校からの親友と久々に会ったのです。


『元気?変わりない?』という感じで世間話をしておりました。


その親友には我が家の双子姉妹と同じ学年の女の子がいるので話の流れで『娘さん、学校頑張っているの?』と聞いたところ『いや・・・実は家の子、学校に行けていないんだ』と打ち明けてくれたのです。


思わぬところで同じ環境の仲間を見つけたのです。


話しを聞くと友達とのトラブルが始まりで行けなくなってしまったとのこと。そして学校に行けない娘さんに対して奥さんが何とか学校に行かせようと必死になっていたそうで、親友は『子供にあまりうるさく言うなって言ってるんだけどね』と・・・


さらに家にいるおばあちゃんが毎日のように登校刺激をして困っているとのことでした。


『でもね、今は不登校の子供が集まっている適応指導教室に行ってるんだ』と教えてくれました。


親友の話しを全て聞いてから『実は・・・家の妹も同じく学校に行ってないんだよね。今たまに適応指導教室に朝だけ行ってるよ』と教えました。


すると友達も『え~~っ。マジで?』と大変驚いていました。


その頃我が家の妹は、ちょうど朝にハンコだけを押しに行ってた頃だったので、『もし家の妹が適応指導教室に行けるようになったら友達になれるかもな(笑)』とお互い辛い気持ちの中に少しだけ明るい楽しみができたのでした。


適応指導教室に行くことができた初日、妹に『パパの友達の娘さんがいるらしいんだ。○○っていう苗字なんだけどね。』と教えると『まだ行ったばかりで分からないから今度ね。』となったのです。


週が明けて月曜日、親の心配をよそに姉妹とも元気に登校。


妹は『同じ苗字の子が二人いて、パパの友達の子供はたぶん○○ちゃんの事だと思う。今度ちゃんと聞いてみるね』となりました。


更に次の日は、登校するために妹が着替えをしているときにママが学校が休みの事に気が付き急遽のお休みとなりました。で、姉も早速休み(笑)


適応指導教室は水曜日のみ午前中の活動となっていて、妹は自分の中で『水曜日は休んでリフレッシュの日』と決めていたようで、翌日もお休みとなったのですが、その日姉は登校できました。


自分たちの読み通り、妹に引っ張られる形で登校し始めてきたのです。


水曜日明けの木曜日・・・適応指導教室への登校が2日間休みだった妹。


自分は心の中で『2日間休んだし、行けるのかな?』という不安を持っていましたが、元気に学校へ行きました。


嬉しいことです。


適応指導教室には小学生から中学生までの10名程しかいなかったので、友人の娘さんに『お父さん同士友達なんだって!』と話しかけて、直ぐに仲良くなれたそうです。


『優しそうで、仲良くなれそうだよ』と教えてくれました。


それから親友の娘さんとは二人で遊ぶような仲に繋がっていったのです。


ホント不思議な縁だな・・・と深く思いました。


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今回はたまたま親友と同じ環境にあることが分かったのですが、不登校の話題ってなかなか言い出しづらく隠してしまうことが多いですよね。


でも、何かのきっかけで打ち明けると『実は家でも・・・』となることが多々ありました。


仲の良い友達や会社の人、パートさんに相談したり相談を受けたりもしました。


同じ経験者でなければ分かり合えないこともありますし。


話しの中で参考になる事をお互いに共有できたり、お互いのストレスが緩和されることもあるはずです。


自分は悲観的に考えてしまうタイプなので、ポジティブな考えを持っている人のお話に勇気付けられたことが多かったように思います。


隠さずに話すことが環境を変えるきっかけになるかもしれません。


さらに今ではSNSやブログ等で情報も溢れていますよね。


不登校と一括りにされていますが、様々なタイプがあるので『これだ!!』という答えがないのが不登校対応の難しいところだと思うのです。


そんな溢れる情報の中で、誰か一人にでも参考になってくれたら・・・と思いブログを書いております。


我が家は長男が”毒親”のタイプ、妹は友達とのトラブルから、そして姉は妹に引っ張られる形・・・と展覧会のような体験をしています(笑)


我が家は運よく、最終的に全員が復学することができております。


更新は遅めですが、少しでもお役に立てるブログになれればと思います。








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