不登校から高校へ無事入学した長男。
入学した当初は『学校のペースに慣れるまでは、時間が掛かるのかもしれないな。』と思っていたので、ちょっと心配なところもありましたが、そんな心配をよそに直ぐに学校のペースを取り戻すことができました。
学校に行くようになってから、長男に大きな変化が表れました。
不登校明けの長男は、朝に親が起こさなくても必ず自分で起きるようになったのです。
これは間違いなく不登校を経験した事によって得たことです。
不登校中は『朝に起こす』ということに意味がなかったので止めていましたから、必然と ”朝は自分で起きなければならない” という状況にあったわけで、そのおかげで自然と自立できたのだと思っています。
これまでであれば、自分も嫁も朝に子供を起こすことを我慢できずに遅刻しそうな時間になったら起こしていたはず。
子供自身の問題なのに、親が解決しようとしてしまう・・・
自らで考える力を育てる機会を奪ってしまうのです。
子供が遅刻しないように・・・失敗しないように、と考えて先に動いてしまっては子供の成長のチャンスを奪い取っているのだと思います。
”我慢”=黙るって簡単なことで、これがなかなかできないこと。
ホントにこれが一番 ”親” として真価を問われる場面であります。
私達 ”親” は不登校で ”我慢” という忍耐力を鍛えられました。
そして長男は、自ら選んだ高校へ行くという ”自覚” を持ったのでしょう。
不登校によって我が家が育てられた一つであります。
【不登校】の経験は決して良いことではありませんが、経験しなければ分からない ”大事なこと” に気付くことができるチャンスなのだと思います。
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