【不登校】いよいよ始まった学校生活

不登校
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無事に学校へ行くことができた始業式。


次の日からの土曜日・日曜日は二人ともさすがに疲れたのか、どこにも遊びに行くことなく自宅でゆっくりと休んでいました。


私達、親も一緒にゆっくりです。


こんなに心穏やかに休日を過ごすのはいつ振りなのでしょうか?


不登校生活に慣れていたとはいえ、頭の片隅には『どうなるのだろう・・・』という不安が常にありました。


それが、これまでずっと抱えていた不安がなくなり、常に曇っていた頭の中が快晴になったのですから。


世の中では何の変哲もない土・日曜日でしたが、自分にとっては心から幸せを感じることができた二日間でした。


そして休みが明け、いよいよ通常の学校生活が始まります。


今までの事が何もなかったかのように、我が家には普通の日常が戻ってきました。


眠そうに起きてくる二人・・・


その二人の姿を見るだけで幸せを感じます。


相変わらずほとんど朝食を食べずに二人とも学校へ向かいました。


とりあえず学校には向かいましたが、この先上手く復学することができるとしても暫くの間は休んだり早退したりということが何度もあるはずです。


不登校生活をしていた時のように上がったり下がったりを繰り返し、それを乗り越えることができた時が本当の復学と言えるのだと思っていました。


なので最初はとにかく無理をせずにマイペースで学校というものに慣れていってほしかったのですが、その日二人は何の問題もなく全授業を受け、更に部活動までやってきたのです。


その話を聞いて自分は流石に驚きました。


二人とも同じ部活動(器械体操)で妹は部活動の友達とたまに会うことがありましたし、一人でなく二人一緒ということも戻りやすい理由の一つだと思いましたが、まさか初日から二人が揃って部活動に行くとは思ってもいませんでした。


まだずっと先だと思っていた部活動に戻れたことは嬉しくもありましたが、あまりにもペースが早いのが気がかりでした。


『あまり無理をしなければいいんだけどな・・・』


そんな自分の心配をよそに、二人とも『今日は部活動まで頑張ってきたよ!!』と報告をしてくれました。


『頑張ってきたね。あんまり無理したらダメだよ』と伝えると二人とも『分かった』と言ってくれました。


部活動まで頑張ってきたこともあり、その日は二人とも早々に眠りについたのです。


次の日も二人は同じように部活動まで頑張ってきました。


仕事を終えて自分が家に帰ると二人ともリビングで爆睡です。


流石に疲れているのでしょう。


夜遅くに起きた妹が嫁に『明日は休みたい・・・』と告げたそうです。


嫁は『うん。ゆっくり休むんだよ』と伝えました。


嫁からその話を聞いて自分は何かホッとしたのを覚えています。


無理をすればするほど、それを取り戻すには時間が必要になることを知っていましたから。


妹が不登校期間を通して自分の心との付き合い方を覚えてくれたことの再確認もできました。


心が悲鳴を上げる前に休息を取る。


これで良いのです。


次の日、妹が休むことを知らない姉は不満そうな顔をしながらも学校へと向かいました。


姉はその日も部活動まで頑張ってきましたが、自分は『もしかしたら、姉は明日休むかもしれないな・・・』と予想していました。


すると案の定、姉は次の日休みです(笑)


これはこれで良しとします。


そして一日ゆっくり休んだ妹は心の充電ができたのか、元気に学校へと向かったのです。


このくらいのスピードがちょうど良いのだと思います。


無理せずに一歩一歩進んでいこう・・・





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