『ロケットの樹の下で』に50歳を思う

日々のつぶやき
スポンサーリンク

CHAGEandASKA大ファンの私。


車の中では今でもCHAGEandASKAのLIVE映像を流しながら運転することが多いのですが、最近のお気に入りはCHAGEandASKAとして最後のライブとなった【alile in live】


いろんな時代のCHAGEandASKAを見てきたけれど、まさにCHAGEandASKAの集大成と言えるべきライブです。


1曲目の【if】でASKAさんの歌いだし「帰り道の~風のように~♪」の1フレーズに一瞬で心を奪われます。


他にピアノ演奏だけでCHAGEさんとASKAさんの歌声の美しさと凄さを改めて実感できる【好きになる】、そして伝説の1曲とも言える究極の完成度を誇る【RED HILL】


【RED HILL】はマジで鳥肌物です・・・


こんな素晴らしいパフォーマンスができるアーティストは世界中にもそうそういないでしょう。


もしもCHAGEandASKAファンで見たことがないという方がいたら、このライブだけは絶対に見ておくべき1本だと思います。


今見ても全く古臭さを感じない素晴らしいライブですね。


そしてもう1曲、私の大好きな1曲である【ロケットの樹の下で】についてMCでASKAさんが語った事が私の心に突き刺さったのです。


2007年のライブなので、ASKAさんが50歳を目前にしていた時になります。


歌う前にASKAさんがこのように話しました。

歳ももうすぐ50(歳)という年齢が近づいてまいりましたけどね・・・

(会場からオメデト~の声に対し)まだだから(会場(笑))

男として、なんかね・・・自分が生まれてきた意味というか人生の答えのね、しっぽが見えてきている、輪郭が見えてきてしまっている。

もう生まれてきてだいたいこれが自分の人生だっていうね、そういうとこを通過するのが50(歳)じゃないかなって気にもうちょっと前からなっていましてね。

まぁ・・・最近集まるとね、仲間と集まったりするとよくそういう話になったりするんですけど、大体こういつも同じような話で、まぁ・・・その前にお前、歯いじろう(治そう)ねっていうね、歯治そうよみたいなね、そう言ったりするわけですけどね。

まあでも・・・どこかでね、受け入れる気持ちとそれともうひとつはこんなところで自分の人生決められてたまるかっていうね、これが行ったり来たりするわけですよ。

まぁ、ちょっと前にそれを意識したかどうかは分からないけどね、友人に向けて書いた曲があって、それがいつの間にか自分とリンクして自分の生活の中でそれを経験したりそう感ずることってのがねあったりする瞬間があるわけですね。

今それを歌うことってのが僕にとって力になるんだけど、その曲を最後に歌わせてください。



自分が迎える50歳に対する思いを語り【ロケットの樹の下で】を歌ったわけですが、ASKAさんのこの曲に対する思いを知ってから改めて聴くと、今の自分の人生に重なり心に響くのです。


今自分は52歳。


これまでは子育てに一生懸命で自分の事を振り返る余裕なんて全くありませんでしたが、長男が就職し妹達も自分のなりたい職業の為に専門学校へ通うようになりました。


妹達にはまだまだお金が掛かる状況ですが、手が掛かるわけでもなく「自分の為の時間」も取れるようにもなってきました。


会社での役割もある程度の形が見えてきて、どんな形で定年を迎えるのかも朧気ながら視界に入ってきております。


ASKAさんの言う『だいたいこれが自分の人生だ』というところをまさに通過している真っ最中なんですね。


そして『どこかでね、受け入れる気持ちとそれともうひとつはこんなところで自分の人生決められてたまるかっていうね、これが行ったり来たりするわけですよ。』という言葉。


この言葉が響きまくるんですよ。


そう!こんなもんじゃない。


まだまだこれから!!なんですよ。


なんかね、まだ一花も二花も咲かせたいんですよ、男は。


同年代の方は分かってくれるかな・・・


ASKAさんは復帰後、40年ぶりに剣道を再開し段位取得や各種大会へと熱心に取り組んでおられますが、空手をやっている自分としては同じ”武道”を嗜んでいるものとして勝手に親近感を持ってたりします。


そんな自分ですが、空手を始めて7年・・・今年初めてスポーツマスターズの全国大会に出場できることになりました。


これまでも出るチャンスは何度かあったのですが『今さら頑張る必要あるのか?』『健康維持が目的なんだから無理しなくていいんじゃない』等の理由を自分に向け、新たなチャレンジから逃げていたような気がします。


50歳を過ぎたからというわけではありませんが『これからの人生で自分が好きなことを精一杯の力でできる時間は思っているより多くないのではないか・・・』という気持ちが自分の中で大きくなってきました。


自分のような45歳を過ぎてから空手を始めたような者が強者に混ざって試合することに”恐怖”しか感じないのですが、経験することで新たな景色が見えてくる・・・そんな期待というかワクワク感で満たされているのです。

ここは途中だ 景色は変わる
ここは途中だ 旅の何処かだ
ひとつだけ多くても 
ひとつ何か足りなくても
終わるもんじゃない



人生思いきり楽しまなくては。



コメント

タイトルとURLをコピーしました