【不登校】家庭訪問。そしてフリースクールへ

不登校
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学校に行こうと精一杯の頑張りで学校の前まで行けたけれども、最後の一歩を踏み出すこともできなかった妹。


自己嫌悪に陥ってしまったのか、また元気のない状態に戻ってしまいました。


一方姉は、新学年の始まりをきっかけに学校へ行き、さらに部活動もやってくるという復活ぶり Σ(゚ロ゚;)


学校終わりには友達と遊びに行くなど、これまでとは180度違う元気娘になりました。


それを目の当たりにしている妹は、動けない自分に対してか、それとも今まで何もなかったように学校へ行けている姉への嫉妬心からなのか、イライラ感が止まりません・・・


そんな妹に、新しい担任の先生が会うために家に来ることになったのです。


夕方の17:00に訪問するということで、会う決意を固めたのか妹は朝からずっと緊張しっぱなし。


すると夕方に学校の仕事が忙しいのか、ちょっと遅くなると連絡が入ります・・・


今の学校の先生は、仕事量が多くてとても大変だということは承知していましたし、そのあとにわざわざ時間を作ってくれるだけでも本当にありがたいことで、申し訳ない気持ちで待っていました。


妹は朝からの緊張感が続いているので、時間が延びたことでさらに緊張が増しているようです。


担任と会うことで何か変化を期待している私達親も緊張します。


しかしその連絡が何度も続き、先生が我が家に来てくれたのは結局20:00を過ぎていました。


始めは先生と会う覚悟を決めていた妹でしたが、繰り返される時間延長に緊張の糸が持たずに待ち疲れてしまい


『もう、会いたくない』


となってしまったのです。


結局、嫁だけが先生と会い現状を伝える形となりました。


先生が帰ってから、妹はずっと泣いていました・・・


彼女なりに期するところがあったのでしょう。


あまりにも可哀そうで、掛ける言葉も見つかりません。


不登校生活にありがちな『タイミングの悪さ』ですね。


そして、悪いことは続くもので妹が帯状疱疹にかかってしまいました。


帯状疱疹って疲れやストレスなどで身体の免疫力が低下したときに発症するんですよね。


これまでの疲れやストレスに身体も耐えられなかったのでしょう。


ホントに可哀そうです・・・


私達親は、妹が新しい学年になっても復学することができなければ、何か方法があるか考えないとね・・・と少し前から話し合っていたのですが、そこで一つの選択肢として検討していたのが市で運営しているフリースクールでした。


このフリースクールについては長男が不登校になった時から存在を知っていましたが、長男がお世話になることがなかったので詳しいことは分かりません。


『どんなところか一度話を聞きに行ってみよっか?』と妹にも少し前から話していて、ちょっと前向きになっていたところで今回の事が起きてしまったのです。


嫁と一緒に面接を受けるはずだった妹は当然行く気にはなれずに、今回は嫁一人で面接へと出掛け『どんな学校なのか?』という基本的な説明を聞いてきました。


そして後日、妹にフリースクールについてのお話をしてみたのです。


・知らない人だけだから、人目を気にしなくていい事。
・同じ悩みを抱えた同年代の子がいる事。
・専門の先生なので、話や悩みを聞いてくれやすい事。
・行けば出席日数をカウントしてくれる事。


こういうところなんだよ、ということを伝えました。


行ってもよいし、行かなくてもよい。


もし行く気になったら、教えてネと。


すると妹は、『(毎年仲の良い友達と行っていた)夏祭りにも、もう行くことができない。フリースクールに行ったって、皆と会うこともできない。そんなところに行ったって、なんの解決にもならない。』


と完全にシャットアウトされました。


今の状態では、それを望むこと自体無理があったようです。


しかしこの時は、長い後にフリースクールが妹を助けてくれることになるとは、まだ誰も知る由がありませんでした。


不登校って、良くなるかな?と思えばまた下がる。何度も何度もこういう事を繰り返していきます。


決して急激に良くなったりということはありません。


上がったり下がったりを何度も繰り返し、徐々に徐々に回復の道を歩んでいきます。
(決して、全ての不登校の子が当てはまるわけではありません。我が家の場合はそうでした。)


長男の時も同じような感じでしたが、初めてで何も分からない状況の中で受験も迫っていたので、この上がったり下がったりで私達親が一喜一憂を繰り返していました。


そんな感じなので、上がった後で下がると『またダメなのか・・・』落胆していたのです。


そのストレスがきつくて、半端ではなかったのを覚えています。


不登校経験も2度目になると若干は慣れてくるので、そのストレスを自分の中でうまく消化できるようになっていたような気がします。


自分自身をストレスから守るためにも


『決して期待しすぎない』


これが大事だと自分は思います。

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