【不登校】初めて聞いた娘の話し

不登校
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先日の話し・・・


夕食後に自分と嫁、そして双子の妹の3人で雑談をしていました。


なんの会話がきっかけになったのかは覚えていないのですが『人生の中で一番緊張したときは?』という話になったのです。


嫁には『私、何だろう・・・思い出せない』と思いがけない強心臓ぶりを披露されたのですが、自分は間違いなく人生で一番緊張したであろう出来事がありました。


それは” 空手の道場に初めて行った日 ”です。


長男が定時制高校に合格して我が家にも半年振りの日常が戻り始めた頃のことです。


詳しくはこちらの記事【空手を始めたきっかけ初の道場へ】に書いてありますが、長男と道場の繋がりを切ってはいけないと思い、自分が空手を習うことで道場との繋がりを切らないようにしようと考えました。


その頃、我が家では長男に空手の話しをするのは御法度だったのですが、覚悟を決めて自分が長男に『道場で空手を習いたいんだけと、どう思う?』と相談すると『すごく良いと思うよ。俺も教えることができるしネ。』と好意的な返事をもらい自分の心が決まったのです。


道場の師範に相談すると『やっとやる気になったか。いつでも待ってるぞ』と言ってくれました。


そしていよいよ初めての道場です。


今までは父兄の一人として道場生と接していましたが、今日からは長男の父としてではなく道着を着て皆の後輩として接しなければならないのです。


長男が不登校になってから自分もほとんど道場に顔を出していないので、かなり久しぶりの道場です。


道場の入口まで来ましたがどんな顔をして入れば良いのか・・・


長男と同年代の道場生がどんな顔をするのか・・・


何よりも、皆の前での道着姿が恥ずかしすぎる・・・


考えれば考えるほど逃げ出したくなります。


中へ入る決心が付かず30分は入口の前でウロウロしていました。


『やっぱ、来週からにしようかな』


道場との関係維持のために行かなければならないという使命感と逃げ出したいという弱気な気持ちが心の中で揺れ動きます。


その後『え~い、どうにでもなれ!』と決心をして入ったわけですが、この時の緊張が人生で一番でした。


あの時、迎え入れてくれた道場生の笑顔を今でも忘れることはできません・・・


あれだけ本当に逃げ出したいと思ったことは後にも先にもありませんネ。


そんな話を嫁と妹にすると、妹が『私は不登校後に初めて学校に行ったときだね』と自ら話を始めたのです。


『とにかく、学校でのざわめきが凄かったの。○○来たよ!って。どこを歩いてもザワザワしてるから友達二人の後ろに隠してもらいながら廊下を歩いていたんだよ。でさ、どこに行っても友達が集まってきて『大丈夫だった?』って何回も何回も聞いてくるんだよ。休むぐらいなんだから大丈夫なわけないだろって』


自分と嫁が『そりゃ友達だから心配してくれてるんだよ』と言うと


『だって1年以上も行ってないんだから・・・。大丈夫だったら行ってるでしょ』なんて言葉が返ってきました。


『とにかくバカ緊張したんだから。あの時は頑張ったんだよ・・・褒めてよ!!』と称賛を求められたので、


『良く頑張ったね!』と3年半の時を経て、改めて不登校明けの初登校を褒めることとなったのでした。


双子の不登校は遥か昔の出来事に思えるのですが、まだ3年半しか経っていないんですね。


今の我が家では、思い出として家族で不登校の時の回顧ができるようになったという報告でした(´▽`*)

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